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クロアチア講演ですか!(私の東欧のイメージはこんな感じです) [東欧]

 さて、私は仕事の関係で音楽系のイベントなどもやっていたりして、CG映像と実写映像を組み合わせたりなんてこともしています。で、そんな関係で知り合った人の中に、「活動写真弁士」の「片岡一郎」さんがいたりします。
 活動写真弁士というのは、音のない無声映画にその場でナレーションをつけてしまう、いわばライブ・パフォーマーでもあり、3次元映像やらCGがどうこういわれる現代でも日本にまだおよそ10人いるという貴重な職業であり、しかも世界的に見てもパフォーマーとして活躍したのは日本だけだったという珍しい職業でもあったりします。
(扇子でぱんぱんと机を叩いたりするような浪曲とはここでは関係がないのでお間違いないように……)
 有名な活動写真弁士の中には、日本の元祖マルチタレントとして活躍した「徳川夢声」なんて人もいたりします。この徳川夢声は、私も好きだったりします。(ちなみに、片岡さんはレコードで発売されていた徳川夢声の「語り」の貴重なコレクションもお持ちで、それを元に本にもなっているくらいです)

徳川夢声の小説と漫談これ一冊で

徳川夢声の小説と漫談これ一冊で

  • 作者: 徳川 夢声
  • 出版社/メーカー: 清流出版
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 単行本


 たいてい、こういう古い職業だと「もうすぐなくなる」という後ろ向きなイメージが付いてしまうものですが、片岡さんはそこはやはり徳川夢声をならってか「活動写真弁士」だげでなく多方面に着実に活躍の場を広げていってます。
 たとえば、エヴァンゲリオン公式映像のVJをした方とのコラボもあれば、NHKなどとコラボしたニュース映像でのパフォーマンス(ちなみにニュース映像を使ってのパフォーマンスは彼だけしかやっていません)、さらには海外講演まで……

 彼の海外公演……つい最近は、東欧はクロアチアの「MUSEUM OF CONTEMPORARY ART zagreb」のこけら落としの最初のイベントだったりします。
 しかも、ご当地クロアチアの人ではなく、日本人が最初にイベントをやってしまうという、なんかこう「おおぅ! そういうこけら落としイベントの最初が日本人でいいんですか!」な展開です。

 しかも片岡さんが現地に着くまでそんなイベントだったことさえも知らされていなかったそうなんですが、タイトルは難しいのに中身はめっぽう面白い「羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門」にも似たエピソードが載っていて東欧って、そういうのやっぱりあるんだー、と笑ってしまいました。

羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門

羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門

  • 作者: 黒田 龍之助
  • 出版社/メーカー: 現代書館
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 単行本


 で、片岡さんによれば、クロアチアって物価が安いとはいえ多くの人の月収が日本円で10万円にもいかなかったり、共働きが当たり前だったりするそうですが、いっぽうで文化に対する関心はとても高いのが印象的だったそうです。オペラやバレエが国立劇場の一番いい席で2500円ぐらいだそうです。
 私は、この話を聞いて「東欧って意外とすごくない?」って思いました。
 ここ一週間くらいで「羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門」を読んだり、職場で実はロシア語を他に習っていた人がいたことが判明したり、片岡さんからの東欧の報告を聞いたりして、ちょっと親近感を持ってしまいました。
 そもそもなんか東欧って、マイナーですよね。
 なんかこう「イケてない感じ」がするので。
 なんていうんですかね、学校のクラスでいうと、人気グループのアメリカや西欧諸国のような派手でバカっぽい、でも成績はやれば出来る子でトップクラス、しかも明るいイメージの連中とはちがって、東欧は遠距離通学している地味で部活も文化系で一見取っつきにくそうなヤツのイメージがあります。でも案外つきあってみると、そういう地味なイメージのくせに、実際には他のクラスメートにはない豊かな感性を持っていて、しかもギターは弾けないくせに弦楽器が弾けたり、ピンポイントで面白い話をいっぱい持っていて、さらにすっごい美人の姉妹までいるような……

 あ……確かに片岡さんのイメージってそれだわ……(もちろんほめ言葉です!)
 そりゃ東欧からお呼びがかかるわけだわ。

 ああ、なるほどなぁ、そうかぁ東欧ってそんななのね……

 と、ここ一週間で思った次第です。

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