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田丸公美子著「シモネッタのマルコルド」 [お勧めの本]





最近読んで、なるほどなぁやっぱり通訳って大変だ、と感じた本です。
(田丸公美子さんはイタリア語通訳で有名な方です)
通訳が遭遇するいろいろな苦労をおもしろおかしく書いてあって、楽しく読めるだけでなく、通訳の大変さがよく判る本です。

ちょっとロシア語が出来るからとロシア語の文書を訳そうとしても、漁業用語とか出てくるともうお手上げ、っていうのを聞いたこともあったのですごく納得して読みました。
専門用語は本当に「知らないとどうにも出来ない」んですよね。
専門用語は本当に難しくて、例えば「底曳き網漁」とかロシア語が出てきたらどうにもなりません
そこまでいかなくても、身近なところでは料理の名前なんかそうです。
料理名でも、たぶんGoogle翻訳で「おにぎり」をロシア語に訳して出てくる「Райс мач(米のボール)」とか使っても、まず通じないはず。
でもまだ、料理だったらスマートフォンの画像検索で、何とかヒントを見つけることも出来ますが技術用語なんかはお手上げです…
外国語を使う能力って、もちろん文法や単語は重要なんですが、実はこの「あ、これをこのまま訳すとヤバイ」とか「この日本語の文章は、ロシア語のこっちの文章に置き換えた方がニュアンスが伝わる」とか、そういった感覚的な訓練(もしくは経験)も重要な気がします。

そんなわけで、言葉さえ判れば通訳が出来るかというと、そんなことは絶対にないんだなと判る本です。
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