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6月のおだやかな景色 [ロシアについて思う]

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今回の画像は6月に行ったときのものから紹介します。
ひとつはこれです。
サハリンの、ある大学教室の窓からの景色で、外には白樺の木が見えます。


これを見ると、あーなるほど、日本人が桜を身近に感じるように、ロシア人にとって白樺が身近に感じるのだな、というのがわかった気がしました。


二つめは、ホテルへの帰り道で見かけたものです。
イスラム系の若いご夫婦が散歩の途中、小さな我が子と芝生の上で遊んでいる光景です。
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斜めの光が、すごく柔らかくて、おだやかな景色でした。
これを見たとき、「ああ、家族って良いな」と思いました。
はじめてのロシアでの印象が、こういうすごく優しげなものばかりなので、私は大好きになってしまったんですよね。
東京での仕事は、それなりにいろいろなプレッシャーがあるので、こういうほっとする光景に出会うととても強く心が揺さぶられるんです。

日本にもこういう光景はあるじゃないか? と考える人もいるでしょう。
いや、それがうまく言えないんですが、日本人が忘れたり、捨て去ったりした「なにか」を感じたんです。

例えば、小学生くらいの子供達を見かけた時に、日本人の子供達はニンテンドーDSを片手に、身体を小さくして画面をのぞき込んでいます。
でも、こちらでは、自転車を乗り回したり、走り回ったり、小さい身体をいっぱいに動かして遊んでいる。そうすると、私も考えるわけです。どっちの子供が幸せなんだろうと。

日本では最近、コミュニケーション能力が重要である、なんて言われています。
なのに、ただでさえ小さい世界しか知らない子供に、まわりとの接触を減らしてしまうようなおもちゃを、大人が安易に与えてしまうことはすごくマズイ。
ゲームは楽しいですよ。子供のころに、想像の世界に自分がヒーローとして君臨するのは自然な事です。でもそれだけではなく、子供本人が、少しずつ外の世界に自分をどう適合させていくか、という事を考えはじめる事も必要なはずです。
子供の周りにいる大人は、そのきっかけを子供たちに与えたり、手助けをしていかなきゃいけない。
はたして、今の日本ではそれがどれだけできているのか。
無表情でゲームをしている子供たちと、身体をいっぱいに使って感情や気持ちを表している子供たち、どっちが幸せなんでしょうね。
「そんなものは子供たち本人が決めることで、お前が決める事じゃない」なんていう人もいるでしょう。
でもね、いまの子供たちが大人になった時、私が一緒に仕事をしたいと思う人物は、無表情でゲームをしていた子供たちではない、っていう事はハッキリ言えます。

まあ、そんなわけで、サハリンのおだやかな景色をみていると、いろいろと考えてしまったのでした。







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コメント 1

Tamago

小さい身体をいっぱいに動かして、それぞれ信じる世界を生きるまなざし、志。
無表情でゲームをしている、ひとつの信じられた世界を生きるまなざしのつめたさ。
(TT)

いろいろと考えさせられます。。!
by Tamago (2013-02-16 10:49) 

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